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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2014年

[] 博物館網走監獄

網走刑務所の壁を見たら、なんだかすぐそこにあるようだった。

博物館には受刑者たちによる先進的な農園の紹介と、北海道開拓のほんとうの開拓者は受刑者たちだったという展示がたくさんあって、北海道の歴史にとって重要な役割を果たしたのが屯田兵ではなく実は網走の受刑者たちだったということをアピールしていた。

受刑者たちが脚につながれたという鉛のボールは、持ってみたら重くて重くて、歩くなんてできないと思った。これを脚につながれてさらに樹を切って運んだなんて。パノプティコンの再現された監獄も、寒かった。外はもちろん深い雪に覆われている。あたたかな日差しのなかの1時間だって指は動かなくなるのに、労働のあとに毎日こんなところに何時間もいるなんて、きつかっただろうと思いながら歩いた。

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