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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2013年

[] ドーハ経由→成田

帰りは再びドーハを経由して成田へ。あんなに眩しくてくらくらしたのも忘れて、もう帰らなくてはいけないということに呆然としていた。どうしてわたしは帰ろうとしているのだろう、信じられない、とまでおもった。それくらいクロアチアはここちよかった。

一夏をクロアチアで過ごすひとが多いのだという。「それでアドリア海沿いのひとたちは、貸す用の家をメンテナンスする仕事をしたり、レストランをやったり。僕みたいに運転の仕事もあるし。とにかく夏はたくさん働くよ。対照的に冬はあんまり仕事がないからゆっくりしているけど。」と運転の荒いひとが言っていた。

そのようにして、過ごすために来るひとが多いから、売り物はそれほど豊富にはないのかもしれないとおもった。空港も、国際空港だというのにとてもこぢんまりとしていて、ショップもほとんどないみたいなものだった。それでもクロアチアにはたくさんのひとがきて、国内で時間を過ごす。ひとは空港で時間を過ごすために来るのではないのだし、空港の拡張なんてしようとしたらそのあいだの便のことも考えなくてはならないし、だから考えてみたらクロアチアの取り組み方というのはとても正しいようにおもえた。

そういえばプリトヴィツェでも感心したのだった。一日あるいは二日、自由に歩けるチケットがあって、そのチケットがあればトレイルには乗り放題だしボートにだって乗れる。トレイルやボートに追加料金が必要だったら、ひとはなるべく乗らないようにするだろうけれど、乗り放題だから疲れ具合に応じて、あるいは過ごせる時間の限度に応じて、使い方を自由に選べるし、トレイルもボートも乗るひとが少なくて無駄になるということもない。その証拠にどの便もたいてい満席だった。そうして、短時間で帰る人でも数日滞在する人でも楽しめるようになっている。とてもうまいやり方だとおもうし、それに応えるだけの環境を保つ人員を割いていることを、すごいなぁただしいなぁとおもった。

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