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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2011年

[] 平和祈念資料館

沖縄を発つ日、はじめて近くに青い海を見た。風のあがってくる海を見下ろしながら、ここから沖縄のひとびとが飛び降りたという話を聞いた。エメラルドグリーンが、種子島や門倉岬よりも海らしい色をしているように見えた。

証言を読むのはいつだってつらい。残ったモノを目にするのはいつだってつらい。

頭の痛みが強くなって、いよいよ歩くのがつらくなって、外に出た。

風は変わらずに吹いていて、空は明るく広かった。

シーサーがこんなに明るい顔をしているのははじめて見た。

そういえば沖縄で見る建物は、壁に装飾的な穴の空いていることが多かった。柵や塀、ベランダにもデザインされた穴が空いていて、そして薄いクリーム色とオレンジ色に近い茶色の瓦という組み合わせが多かったように思う。瓦にも、クリーム色がさしてあって、全体に明るくかわいらしささえ感じさせた。

瓦の形とモチーフがアジアンでさえなければ、そのまま南欧ではないかと気づいて、その共通点にすこし驚く。

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