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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2010年

[] アヤソフィア

美しい漆喰のモザイクの建物。落ち着いた色ははじめからこうだったのか、時を経てこうなったのか、いずれにしてもいまのこの色を好きだと思った。細かなタイル模様はほんの少しずれたら明治の御殿の間みたいなところで使われる模様になっていたんじゃないかと思う。

シャンデリアとランプ、どうやって吊ってどうやって掃除するんだろう、しないのかな、掃除。何も灯さないままでも、こんなにも光に溢れている。ステンドグラスの教会よりもずっと、統一感のある建築作品。

いまも少しずつ修復している最中で、丸天井へと伸びる作業場のうしろから覗きこむようにして首を伸ばす。キリスト教のモザイク画もしっかり残っていて、だから教会なのだけど、それでもこの強烈な文字か記号かがあまりに堂々とそびえているので印象は「モスク」へと吸い上げられてしまう。イスラム文化の中にあるのだ、と。

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