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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2010年

[] カッパドキアとカイマルク

白い岩のカッパドキア。牧畜が世界で四位、観光業は未開拓の領域なのだそう。

撫でたくなるカーブ、クリームっぽい肌。こんなのが大好き。ピンクのものもあれば、うっすらベージュの色みが差しているものも。どちらもあたたかささえ感じるけれど、触るとざらざらいう。

トルコではあちこちに国旗が立てられていたけれど、岩の街にも赤い国旗。白い月。

ふと周りを見たら穴ぼこだらけだった。

明るい曇り空、雲の薄暗さに浮かび上がるように明るい岩に目を見張り、ふーっと目をつむる。まぶたにも眩しい曇り空。

らくだ岩。削られてしまいそうな気がするほど強い風の中で見上げた。

雨雲が近づいてくる、と思ったらそれは砂嵐だった。風がぐるるりぐるるりと吹き上げてくる。音がした。風の渦が近づいてくるのを見たのははじめてで、畏れた。どきどきした。そして、地下へ逃げた。

逃げた先は白い岩の街の中の地下都市カイマルク。乾燥を避けるため、というのがはじまりだったらしいけれど、敵が攻めてきたら1〜2ヵ月は外に出ることのない地下生活とのこと。道はくねくね、まるで迷路。

ここは違うけれど、ワイナリーもあった。地下生活に耐えるだけの食糧の保存庫。私は地下がとても好きだけど、2ヵ月へいきで楽しく暮らせるかと考えるとあまり自信がない。いくら「住めば都」とは言っても。

敵が侵入してきたら狭い道に誘い込んで横穴から攻撃したり、落とし穴に落っことしたりしたのだそう。こんなところで戦だなんて。

外に出てみれば砂嵐は去って、宮崎駿的な岩。年に2〜3回の砂嵐に遭ったのはラッキー、と思う。口のなかまでざりざりした。それにしても雲がいい。

雲はいい。雲が好き。

消えかけの教会壁画、中まで白い。

すぐそこのお土産屋さん、なんでもぶら下げて。長いのは絨毯。こんなところで買ったらいろいろ大変でしょうに…。

これも近くのお店。聖なるブルーより赤が目立つけれど。

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