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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2010年

[] パムッカレの石灰棚

目が覚めて外に出てみたら綿の雲。パムッカレというのは綿の城という意味らしい。

砂漠のようなところを長いことバスが走って着いた先をさらに歩くと白い風景がひろがっていた。石灰が出てきて見えてしまった、とでもいうような露れ方。石灰の肌は日の下にもかかわらずとてもきれいだった。

クリームを泡立てたばかりのよう。

鍾乳洞の中にいる気分、だけどこんなに明るい。

裸足になって歩いた。歩いて歩いて歩くうち、あたたかいお湯に足が気づく。水が出ているのだ。日が上がるにつれて。

ただ白かった石灰棚が、水が出てくるにつれて、日が高くなるにつれて、水色を帯び始めたことに気づいて思わず声が出た。地底の青とはまったく違う、日の光の下の薄く透明な水色。こんなことが…こんなことが。

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