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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2010年

[] 札幌市立資料館

大通公園は雪しかない道になっていてそこが大通公園であることがわからないくらいだった。だからずっと、ずっとずっと歩いて、たまに道路に降りるとそこが横断歩道だった。

そうこうしているうちに目の前にあらわれた建物が札幌市立資料館だった。ちょうど館の人らしき影。「中に入れますか?」と聞けばどうぞどうぞ入れますよとのこと。重い扉の内側にはまた扉があってそのカーブに京都国際マンガミュージアムを思い出した。

二階にはいくつもの部屋があって、それぞれに何かが置いてあった。そのうちのひとつ。容れ物が好きで、透明ビンも好きだということを思い出す。アカシヤとかヒマワリのハチミツのビンのふた、そういえば探そうと思っていたんだったな、とふたのないビンに思い出す。

思い出すことの多い時間。

刑事法廷展示室では控訴院時代の法廷が復元されていた。模擬裁判に使われているらしい。

教会のような色と形。建築と装飾はとても近しくて、宗教と王室もきっととても近しい。

この傘はどんな風景を見てきたのだろう。通路を挟んだ向かいの部屋には裁判員制度の説明パネルも置いてあった。私にはまだ、覚悟がない。

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