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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

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2010年

[] 和歌山県立近代美術館

黒川紀章の設計だというので行ってみようと思ったのだった。おかしな、とつい言ってしまいたくなる建物が見えてきて、

まるで兜みたいに屋根が飛び出している、と思う。黒くてとがっていて少しきつい。

近づいて覗きこんだらとても普通に思えるのに、気を許したら隙間から弾丸でも飛び出してきそうな爪をしている。

とてもとても空がぴかぴかしていてまぶしい日。すぐそこに和歌山城が見えていた。

美術館の箱はとがっていたけれど展示はまるかった。和歌山を元気にしようとしているのが感じられて、作品がたいせつにされているのがとてもよく見えてきて、住んでいるひと子どもたち大人たち外から訪れたひとたちに語りかけようとしているその声が届いてきた。

和歌山には、

いろいろの色の土がある。ひとの歩く道は八百万の色をしている。

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