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海を歩く神経に塗り替わる皮膚

2018年

[] Antwerp

ベルギーはオランダよりもだいぶ南、と思っていたけれど、びしびしと寒くて考えをあらためる。そしてオランダのひとのように女性も男性も背が高くて驚く。男性は平均身長が2mなんじゃないかしらと思うくらい。言葉はフランス語のひともいるしドイツ語に聞こえる音のこともあるしオランダ語なのかなと思うこともある。オランダ語は知らないのだけれど、なんとなく。

それからチョコレートの国だと思っていたし実際にチョコレートの国のはずとはいえ、売られているチョコレートのおいしそうさ加減でいうとフランスのほうが食指が動くお店に出会いやすいようだということに気づく。たんに好みの問題かもしれないけれど。食指が動かないから買わなくて比べ逃す、というのはもったいないのだけれど、いかんせん買う気になるチョコレートが少ない。なぜだろう。いくつかは買ってもみたけれども、やっぱりどこかなにか期待と違う。なにかが違う。

そう思っていたら最後の最後に素敵なパン屋さんにフランス風の繊細なケーキが並んでいた。食べてみたらケーキもチョコレートもとてもおいしかった。ベルギーのおいしいチョコレートはチョコレート屋さんにあるとはかぎらない、のかな。

広場は、ハイここが広場です、という感じの広場で、ぽっかりしていた。まわりで盛大に工事をしていて、そのせいなのかどうなのか。

中心部っぽいあたりを外れたころ、素敵な感じのカフェがいくつもあらわれた。こんなところに広がっていたんだ、と、もちろん休憩する。

2018年

[] Den Haag

なんでハーグに行こうと思ったんだったかは覚えていない。たぶん行きやすかったから。街は直線で、建物も直線で、建物のなかに入ってみないと何があるのかわからない感じに囲われていた。こう覆われると、知らないうちはただただ素通りしてしまうんだなぁと気づく。ラベルの役割は大きい。

とにかく道が広くて、道が広いと街が大きく感じられることに気づく。自転車用の道路に入らないように気をつけながら歩いた。夕闇の色がきれいな街。

信号の白黒まきまきがかわいらしい。

街とは反対のほうに行くと海に着いた。向こう側にイギリスがあるんだ、とおもう。歩いていたら森に入った。すぐそこをトラムが走っていて、トラムの脇には自転車用の道路があって、その脇がこの森で、森のなかは人間の歩く用の道がある。安全安心。

これはおまけ。わぴさぴ。

2018年

[] Eindhoven

美術館の特別展くらいでオランダに行けるチケットがあったのでこれまた急に。急だったので宿題と一緒に。

すごく自転車の国だった。音はドイツ語に近くてフランス語みたいにもよもよ舌を巻いている。うまく読めない文字がある。その読めなさ加減はちょうどよくて、デザインとしてかわいいなとおもう。

2018年

[] York

ヨーク。映画だろうか、Duke of Yorkというフレーズを聞くことがおおい気がする。行ってみたら、中世のものをきれいに再建維持している街だった。そしてチョコレートの街だった。キットカットはアメリカのものだと思っていたらそうではなくてヨークのものだと知って驚いた。日本ではわさび味のキットカットも発売されたと聞いてまた驚いた。そんなの知らなかったよ。知っていたら試していたかというと、それはまた別の話だけれども。

博物館のなかにも街があって、街のなかにもよく維持された街があって。薬屋さんの説明をしてくれた女のひとのまっすぐな答えがとても気持ちよかった。

York Minsterは奥行きの深い建物で、パイプオルガンのパイプ部分の装飾が鮮やかな色と模様で派手やかに豪華だった。

体内にYokaiを仕込んでゴーストウォークに参加。なりきりコンダクターのおじちゃまが声のトーン豊かに笑わせたりおどかしたりしながらお話を聞かせてくれた。全部は理解できなかったのが残念…英語の耳がほしい。どうしたら聞き取れるようになるんだろうか。

2018年

[] Castle Howard

好きな色の空が広がっていることに気づいて思わず声が出る。

Yorkから電車ですぐのMalton。朝はバスがないので歩いてCastle Howardへ。その距離10km。途中、レーシングカーがぶぉんぶぉんと煽って走ってゆくのでおののきつつ、命からがらという気分で到着。

広大な敷地に広がる緑の芝と、そうはいっても落ち葉の下でぬかるむ土とにずるずる滑りながら歩いた。前の日が晴れだったなら。花の咲く季節だったなら。春の水が抜けたあとだったなら。タラレバはつきないけれど、タラレバがかなっていたならば、の想像を広げながら歩きに歩いた。